自然の恵み


はじめの写真はイヌマキの実。
イヌマキは緑の部分が種で、赤い部分は甘いだけの偽果。
鳥さん達に食べて種を運んでもらえるように美味しい部分をもっています!
鳥さんに負けず、人間もおやつにしますっ。
(しかし、これは食べ過ぎると頭が痛くなる(微毒)のだそうで、食べ過ぎ注意です!!)

秋も色々な実が採れる楽しい季節です^^


もう先週の事になりますが・・・。

日記で予告した通り、エベズのジャムを作りました!


「エベズ」という言葉は何度か登場しているかと思いますが、正式には「シチトウエビヅル」、
ブドウ科、蔓性の植物です。
とてもよく似たものに「テリハノブドウ」というのがあって、どちらもこの時期に実をつけるそっくりさん。
しかも、どちらも本当にブドウの房のようになるから紛らわしい~~~!!

でも片方はツルっとした葉触り、もう片方はザラっとした毛のはえた感触なので、違いはあきらか。
しかし、どちらが食べられるほう、という感覚でいくと、なかなか覚えられませんね(>.<

昨年は何度か聞いても「どっちだったっけ?」と確信がもてず、しかもキレイな実に遭遇する事も
なかなかなかったのですが、今年は運よくザラザラの葉、エベズのキレイな実に出会えました!!
エビのような赤い毛を生やすシチトウエビヅルのもう一つの確信方法は、「でるでるでない」です^^
なんだか魔法の文句みたいですが・・・
これ、蔓のおヒゲのお話です。
テリハノブドウのほうは、すべての葉もとから、他植物に巻きつくためのおヒゲが伸びるのですが
シチトウエビヅルの場合には2回に1回お休み、つまり「出る、出る、出ない」となっているのですっ。
今年に入ってから教わったこの説明はとても印象に残りました^^
それから自信を持って「これはエベズ~!」といえるようになったのでした。

さて。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで、今日は作っちゃうぞ~!と頑張った先週の話。

やはり熟せば甘く香るので、ありんこさんのお食事にもなりやすい、ということで、収穫したものを
そのまま家に放置しておきたくなかったんです、正確には・・・^^;

すぐに房から実をボロボロと外しました。
この作業に軽く20分ぐらいかな。

実のつぶは一つ直径が4~5ミリ程度。すでに疲れたーっ。

で、キレイに洗った実を、種も皮も付いている状態でそのまま鍋にいれてお砂糖だけで煮ます・・。

パチ・パチッ・・イテテ・・・!
って感じで、軽くやけどをしつつ、「うーん、ポリフェノール!」という香りに包まれていました。
随分ジュクジュクとなってきたなぁ、という事で、金属製のザルにて濾してみました。
ちょっとずつ鍋から移してつぶしています。
紫の色がキレイですね!!


むむ。美味しそうなんだけど・・・
なかなかとれないですね~。
とっても貴重な感じっ。
残った部分のほうが多い!!!!

写真の通り、1番出汁はリップより低いミニ瓶に入る程度でした。。


・・・・・。

もったいないので、お水を足して2番出汁を取ることにしました^^;
今度はレモンも入れました。
ちょっとさらっとした感じになったけど、おいしく仕上がりました~!

翌日は早速1番出汁をお店に持って行って、みなさんに味見をしていただきました^^
とても好評で嬉しかったです。

楽しい嬉しい美味しい~、という素晴らしき自然のめぐみ。
感謝の日々でございます(^0^)/

(友)