今回は、その時のツアー報告です。
土曜日は、ツアーの下見を兼ねた女性用情報誌の会社の方々です。
事前に資料をご覧になって基礎知識はインプット済み。
それでも、実際に三原山の雄大さに触れると感動も大きく
又、天候に恵まれた事もあり、かなりハイテンションのトレッキングとなりました。
こんな感じで盛り上がっています。
コースは山頂からお鉢巡り、そして温泉ホテルへ抜ける4時間コース。
三原山の成り立ちや、火山島ならではの植生等をお話ししながら
アッという間に時間が過ぎてしまいました。
お鉢の中程では、地面を掘って生きている地球を肌で感じて頂きました。
皆さん、楽しい時間をご一緒できて嬉しかったです。又、是非来て下さいね～！
さて翌日は、前日に“ご自分達で裏砂漠まで行ってきた”（しかも自転車で・・・）
という若いお嬢様お二人。 実は昨夜、星見のご希望もされていた方達でした。
まずは山をバックに記念撮影、何だか“入山前の儀式”の様になっていますね。笑
前日と比べ雲が多く風も強かったのですが、そんな事は気にも留めず
途中、鳥の気分になってハチジョウイヌツゲの実をつまんだり、オオバヤシャブシの芽生えや
可愛いコケリンドウの新芽を見付けながら、ガシガシと山頂を目指しました。
海上には薄らとガスが掛かり、対岸の伊豆半島がようやくぼんやり見える程度です。
しかし、山腹からぐるりと見渡せる外輪山や溶岩流の跡、
そして沖合を航行する船等を眺めての山登りは実に気持ちの良いものです。
雲は有っても心は晴れ々・・・ってか！
８６年の噴火の跡や、さらに遡って安永時代の噴火の歴史に触れ
その頃の様子を思い浮かべるのも楽しいものですね。
歩き始めて１時間、山頂展望台から見えていた赤い三原神社の鳥居に早くも着きました。
鳥居の横の大岩（度々登場するアグルチネード）が、何だか私には粒餡の詰まった
“薄皮まんじゅう“に見えてしまいます。苦笑
“鳥居をくぐって石段を上がると神社が見える“そんなシュチエーションが多い中で
此処は下った所に神社が有ります。 ちょっと面白い感覚が味わえますよ。
さて、今日もゴジラは健在でした。しかし、此処までくると流石に風が強いです。
風のせいでしょうか？気温も一気に下がった様に感じました。
自然が作った貴重な芸術品“ホルニト”を見た後は、自然とのちょっとした闘いとなりました。
時折、強烈な突風が吹き付けるのです。
身をこごめ、時には道路わきのロープに助けを求めてのお鉢巡りです。
でも、そこまでしても足元に大きく口を広げた火孔を覗くと、「やっぱり来て良かった～」と実感します。
今日も眼下の白いハートからは蒸気が上がり、当に熱いハートを感じさせてくれました。
帰りは、“アジサイロード”から“桜っ株”を抜け、
椿プラザではオマケのスタンプ？（スタンプラリー実施中）を押して、岡田港へと向かいました。
私の好きな“泉津の根っこ“スダジイの根も外せません。
お二人にも大いに気に入って頂きました。
自然の雄大さの中に、少しばかり厳しさも感じたツアーでしたが
本当に楽しい二日間でした。ご参加くださった皆様、ありがとうございました～。
