先週からパソコンが不調で写真が取り込めません。
2週続けて写真なしでご免なさい。
大島では海水浴場や釣り場の近くの駐車場になっている所などに、
津波防災を呼びかける看板が立てられています。
本来なら、ここに看板の写真が載る(汗)
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の図を使って、
大きな波に対する注意喚起と
その場所の海抜が書かれています。
先週の土曜日、
3月31日に内閣府の中央防災会議の有識者会議が
公表した南海トラフで想定さてる地震は
マグニチュード9クラスとなるそうです。
それに伴って発生する津波の高さが、
伊豆諸島で高くなる傾向にあると、
想定の津波高がニュースになりました。
それによると、
津波は浅い方へ向かって曲がる性質を持つため、
突き出た半島や島などは、
波が集中して高くなる場合がある!とのこと。
島しょ部の想定の最大津波高と震度は、
津波(m) 震度
大 島 町 16.2 5強
利 島 村 16.0 5強
新 島 村 29.7 5強
神津島 村 23.0 5強
三 宅 村 17.9 5強
御蔵島 村 8.2 5弱
八 丈 町 16.0 4
青ヶ島 村 13.2 4
小笠原 村 19.6 -
津波高の最大は高知県黒潮町の
な、何と! 34.4メートル!!!
皆さんの地域はどうでしたでしょうか?
1993年7月に北海道の奥尻島で大津波の被害があった後、
大島では、大津波を想定して各地区で避難訓練をしました。
その頃、島の南西部の海岸にある自然塩研究所で仕事をしていて、
避難場所まで最短ルートで行くことを検討した記憶があります。
93年の11月だったか?翌年か?
とにかく、その避難場所の標高が30メートル以上でした。
奥尻島の最大の津波高が34メートルでしたっけ?
それで間伏地区の避難場所は、藤井さん宅(個人宅)前でした。
先日行われたジオパーク講座でも伊藤和明先生が、
大島の南側と西側には、10メートル以上の
津波が来る可能性がある、と仰っていました。
内閣府の津波想定では、
伊豆諸島は震源から近いため地震発生から10~20分で、
1メートル程の第1波が来るそうです。
港や海水浴場、釣りやダイビングのポイント近くの駐車場など、
海岸の人の出入りの多い場所には、
海抜の表記の他に、
どの方向へ、どのルートで、逃げるのが最短距離で
より安全か示しておく必要がありそうですね。
【今日のおまけ】
この数日、イボタの木にイボタガの卵が付いているのを
いくつか見付けました。
本来なら、ここに写真(苦笑)
1ミリ位の卵が、3個から10個程まとまって、
細い枝に産み付けられています。探してみて下さい。
大島のイボタの木は、ハチジョウイボタという固有種です。
念のため。
(なるせ)