山は雪

今日は、長野県松本市からいらした4名のお客様を案内しました。

最初はゆっくり三原山フルコースを歩く予定でしたが…
家を出る直前に「山の道が凍結しているので走行注意」という島内放送が入りました(^_^;

で、急遽予定を変更し、最初に低地を回って道路の氷が溶けた頃に山に登ることにしました。

高温のマグマが積もってできた赤い丘では…

垂れ下がる緑(オオシマハイネズ)が「雰囲気がある」とほめられました(^_^)

防風林として植えられている椿のトンネルで「あれ?姿が見えない」と思ったら…


地元の農家の方と楽しそうに談笑されていました。

ずいぶん会話が弾んでいたようでした。

“椿の森”では、キラキラ輝く椿の葉と共に…


見事な花も、鑑賞しました。

空は青いし太陽の光もあたっているし、もう道路の氷は溶けただろう…と思って山へ。

しかし…温泉ホテルに到着してビックリしました。

山が雪で真っ白になっていたのです!

10カ月ぶりに見る白い山は、私にとっては非日常でとても心惹かれる風景です。
でも、長野県に暮らすお客様にとって、雪は日常のはず(^_^;

一瞬ひるみましたが、とりあえず歩いてみることにしました。

森では雪解け水が、雨のように降ってくることが予想されたので、傘を持って出発。


予想通り、行く手は“森のシャワー”状態でした。

雨の日と違って明るい木漏れ日の森にキラキラの水滴が降り注いで、とても美しかったです。

森を抜けると、雨傘は日傘に変身!(^_^)


ススキ野原に成長中の緑の木々と空の雲が、両方ともモコモコした形なのが可愛いです。


うわ~、山と同じ色の雲!!

こういうシンプルなの好きです。

黒い溶岩と白い雪の織りなす風景に、しばし見とれました。


風を避けながら、ゴツゴツ溶岩地帯でお弁当を食べ…

「スキー場は近くにあるから」ということで、“白い裏砂漠”に行くのはやめて引き返しました(笑)

山を短縮してできた時間で波浮港へ行きました。
以前大流行した“波浮の港”の歌が大好きで、行ってみたかったのだそうです。

メロディーを奏でる鉄琴をたたきながら、合唱する皆さん。

思い描いていた波浮港の風景は見つかったでしょうか?

帰り道、海岸に立ち寄りました。

やっぱり伊豆大島では“黒い大地”を見ていただかなければ!

そして、最後はここへ。

ツアー中皆さんからは何度か「地球は生きているねぇ」「地球の時間に比べたら、私たちなんて1秒ぐらいなもんだよ」という会話が聞かれました。

短い時間でしたけれど、皆様と同じ気持ちで歩けて嬉しかったです。

ありがとうございました!

(カナ)