室蘭栄高校・巡検最終日

室蘭栄高校、伊豆大島巡検最終日は、約2時間の短時間ツアーでした。

まずは土砂崩れが新たな地面を作っていく風景を見てもらうために、元町溶岩流へ。

この後、砂防ダムを見学し、海岸で海に流れた溶岩の上を歩いて観察してもらう予定でしたが…

なぜか突然、『海の精』という塩の製造工場を見学させてもらうことに…

実は、滞在1日目夕方の千葉先生のお話の時『海の精』の社長、Tさんも参加されていて、ご自身の災害体験からジオパークと防災の話を聞かせてくれていました。

ちょうど工場前を通りかかった時に、掃き掃除をしているTさんを見かけ、皆さんから「挨拶したい」という希望が出たので会いに行ったら「工場見ていく?」ということになったのです。

見学用の帽子や靴カバーを身につけ、工場の中に入って塩づくりの現場を見せてもらったようです(私は時間の関係で外で待機)

先生は「まさか工場見学ができると思わなかった。」と、とても感激されていました😀

見学終了時点で、船の出帆40分前でしたが、皆さんに「お土産を買う時間を作るか、ギリギリまで海岸を観察するか」を選んでいただいたところ「ギリギリまで観察」に即決😀

さらに「溶岩が流れて変わった形になっている場所」と「玉石の海岸」で選んでいただいたところ 「玉石の海岸」になりました。

で…『野田浜』へ。

室蘭周辺には、こういう玉砂利の海岸はないとのことですが、少し内湾だからなのでしょうか?

島で暮らしていると海に丸い石が転がっているのは、ごくごく普通の風景ですが「なぜ普通に見られるのか?」を考えて見るのも面白そうです😀

それに…

時々『面白い顔』に出会えるのも、火山島ならではかも!

😀

生徒さんたちはタイドプールの水を「綺麗〜」と覗き込み…


溶岩の上から、遠くの景色を眺めていました。


粘りの少ない溶岩を流す火山、海に囲まれた火山の島の風景を、楽しんでいただけたでしょうか?


見学は10分で切り上げ港へ…
港についたら、すぐに乗船が始まりました。

生徒さんからは最後の挨拶で「3日間で学んだことを、今後にいかしていきたいと思います」という頼もしい言葉をいただきました😀

また生徒さんはツアー中に「発表(今回学んだことを発表する機会があるそうです)では、現地に来ないとわからないこと、現地で見たり聞いたりしたことやエピソードを発表できたらいいですよね。本や教科書に書いてあることだったら、誰でも調べられますもんね」とも語っていました。(素晴らしいです!😀)

青空の元、皆さんを乗せた船が、東京に向かって走り出しました。

さようなら&ありがとう!

これからも色々なことを学んで、地球の未来を考えられる大人になってくださいね〜!
期待しています!!😀😀😀

(カナ)