自然と人と

今日は東日本大震災後、久しぶりに、三原山の姿を眺めました。

これは山頂ジオパーク展の会場になっていた、避難休憩舎の2階デッキからの眺めです。

建物が内側に張り出して作られているため、三原山をグルリととり囲む外輪山が良く見渡せて
「すごい~!」と思います。

山からはいつものように湯気がモクモクと立ち上り、
この山の地下には、熱いマグマが存在する事を感じさせてくれます。

地震が必ず起こるものであるように、火山の噴火も必ず起こる、地球の動きの一つです。

大島はサラサラの溶岩を流す、人的被害の少ない火山と言われていますが、
それでも自然には「いつも同じ」というものなどなく、100%の安全もありません。

何しろ、24年前の大島の噴火では、約590年ぶりに割れ目噴火が起こりましたし、
約11年前の三宅島の噴火は、約2500年ぶりにカルデラを造るほどの大噴火だったのです。

私達はできる限り人間にとっての自然災害を減らす努力を続けながら、
自然と共に生きていくしか方法がないのです。

活火山三原山を歩いていて、毎回違う煙の量や、触れることのできる山の温度や様々な景色から、
人間の力など及びもつかないスケールの地球が「まさに生きている」ということを感じながら、
その美しさに毎回感動します。

自然の圧倒的な力も、美しさも、はかなさも、全て受け入れながら「共に生きる」という
気持ちを大切にしたいと思います。

さて、今年の2月11日~3月21日まで行われた山頂ジオパーク展が無事終わりました。

大雪や東日本大震災による7回の臨時休業を除く32日間、18名のガイドが150回のバーチャルツアーを
上映し、約1280名のお客様に「伊豆大島ジオパーク」の魅力を紹介する事ができました。

いろいろな問題はありましたが、ジオパークの目指すところに賛同してガイドに取り組んでくれた方達の
個性を生かした案内は、それを見学するたびに心を動かされるものでした。

自らの噴火体験を語る方、シンプルな言葉で人を引き付ける素敵な話し方をする方、
大島の伝統衣装でお客様をもてなされた方などなど…1人で行っていたのでは、
決して出すことのできない魅力がいっぱいでした。

人の力ってすごいです。

今回のジオパーク展で、出てきた改善点をまた皆で話し合いながら、
伊豆大島ジオパークをより魅力的なものにしていけたら良いなぁ、と思います。

圧倒的なパワーを持つ地球というものの存在を感じることのできる貴重な場所“伊豆大島ジオパーク

これからしばらく大島にとっても厳しい時期が続くと思いますが、
でもそんな時期だからこそ、できることを一つずつ積み上げていきたいものだと思いました。

(カナ)