洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパーク訪問(2025年)1日目

5月21日〜23日まで、島原半島ジオパークの永田さん、ゆざわジオパークの吉野さん(お二人ともジオガイド)と一緒に、洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパークを訪ねました。

今回の目的は、昭和新山の持ち主・三松三郎さんや、洞爺湖有珠山ジオパークのジオガイドの皆さんとじっくりお話しすること、そして昭和新山をゆっくり眺めること…の2つでした。

洞爺駅では懐かしい人たちが迎えてくれ、「変動する大地」という、このジオパークのメッセージが書かれた柱の前で集合!(ここ数年オンラインでしか会えていなかった方々との、リアルでの対面が嬉しかった〜!)

駅舎内には、大きなジオパークの地図が貼ってあって、この日のコース説明。

外に出たら、なんと32ヶ国語で書かれた「ようこそ」の文字!

この地域への外国人観光客の多さを感じました。

最初に訪れたのは、有珠山の山体崩壊で生まれた地形を一望できるアルトリ岬。眼下には、その時にできた流れ山地形が広がっています。

ガイドの佐々木さんが、目の前の風景の成り立ちや、人々の暮らしとのつながりについて丁寧に語ってくれました。

次に訪れたのは、「花の寺」とも呼ばれる有珠善光寺

建物の中でひときわ目立っていたのは、満開のツツジの鮮やかなピンク色でした🩷

磨き込まれた廊下に花色が映り込み、まるでピンク色の海のよう!

その上にたたずむ人影も美しく、「これは夢の世界?」と思ったほどでした。

ちょうど見頃のタイミングで、訪れることができて、嬉しかったです〜💕

お庭では、国の天然記念物・クマゲラ(黒いキツツキ)の姿にも出会えました。
どうやら巣があるらしく、木の幹から顔を出しているところを教えてもらいました。

自分ひとりでは絶対に気づけなかったであろうクマゲラ。(写真中央に写っているので、探してください〜)
鳥に詳しいガイドさんのおかげで、貴重な出会いができました!

クマゲラ観察の後は、切り株でカフェタイム❣️

地元のお菓子と黒豆茶をいただいて、ほっこりした時間を過ごしました。

休憩の後は、何度か訪れたことのある災害遺構(2000年の噴火で被災した幼稚園)へ。

ここに案内してもらうのは3回目だと思いますが、建物の中で再生している木が、ずいぶん大きくなっていたことに驚きました。

左側に生えている桜の木は、少し前まできれいな花を咲かせていたそうです。(ここの桜、ぜひ見てみたいです)

ここでは、防災リーダー「火山マイスター」の大ベテラン、川南さんが駆けつけてくれて、ご自身のお子さんが通っていた頃の建物内の写真を見せてくれました。

写真を見て、被災した家屋がぐっと身近に感じられました。

「西山山麓火口群」では、2000年の噴火でマグマが地表に上がってくることで、地形がどのように変わるのかを、超わかりやすい模型で学びました。

赤いマグマがせり上がると大地が割れ、地形に凹凸が生まれる様子が、視覚的にとてもよく理解できます。

この模型は、火山マイスター認定にも関わる北翔大学の横山さんのアイデアによるものだそうです。(様々な立場の人が協力しあっているのが素敵です!)

旅の最後に訪れたのは、金比羅火口展望台。

ここからは、2000年の噴火でできた「有くん火口」が見下ろせます。

高い場所から眺めると、火口と人々の暮らす集落との距離の近さがよく分かります。

火山の活動によって、常に変化し続ける地形。
その中で営まれる人々の暮らし。
まさに「変動する大地」そのものだと、実感しました。

夜は、洞爺湖の湖畔で花火鑑賞。

火山マイスターであり、花火の打ち上げ用にも使われるボートの会社を営む荒町さんが迎えに来てくれました。

洞爺湖のロングラン花火。(毎年4月28日〜10月31日まで毎日20分間開催)
湖面に映る光が美しいだけでなく、その歴史や課題についてのお話も聞けて興味深かったです。

この日の昼のツアーでは、江川さん今野さんにもご同行いただき、色々なお話を聞くことができました。

私たちを歓迎してくださった、全ての皆様に感謝します。
とても楽しくて、充実した1日でした。

2日目の報告は、明日に続きます。

(かな)