関東地質調査業協会の皆さんとのツアー、2 日目。

この日は島の外周をぐるりと巡りました。


最初に立ち寄ったのは、やはりここ。

バウムクーヘンにフォークが刺さったデザインでおなじみのバス停は、専門家の皆さんでも注目ポイントだったようです😁

雲は多めでしたが、雲の下の見晴らしは良好で、南の島々がよく見えました。

三宅島方面は雨が降っているようで、「現場にいると、こういう雨の景色をよく見るんだよね」という声も。

フィールドで仕事をされている皆さんならではの一言です。

この日は、レンタカー5台で連なって移動。

きれいに並んで止まる車の列が、まるで地層の一部のように見えて圧巻でした❤️


次に訪れたのはカキハラの磯。

ここで見られる火山豆石(火山灰と水によってできる豆粒みたいな石)は、スコリア同様、皆さんにはおなじみかと思っていたのですが「見たことがある」とおっしゃっていた方は少数でした。

富士山の噴火は、水蒸気噴火またはマグマ水蒸気噴火は多くなかったのでしょうか? それとも他の火山灰と一緒になって固まるため、水で流されにくいのでしょうか??

 

波浮港では、自由散策の前にティータイム。

名物のコロッケをほおばり、ちょっとほっこり……なのですが、ほとんどの方が座らず立ったまま食べている姿に、どこか調査現場の雰囲気を感じてしまいました(笑)。

 

崖崩れのリスクを抱える“垂直な壁”に囲まれた波浮港。

コンクリートで固められた火口壁を眺めながら聞いた、「どんなにボルトで止めても、コンクリートで固めても、それで“安全”とは言えない。数年に一度、きちんと点検することが大事なんです」という言葉が心に残りました。

 

防災施設を見学したいというご希望から、通常ツアーではあまり立ち寄らない
大宮沢溶岩導流堤へ。

カルデラから溢れた溶岩流から集落を守るために掘られた、大きな溝です。

ここで飛び出したのが、これまで聞いたことのない質問。
「あの凹んでいるところは何ですか?」
導流堤の底にある、少し禿げた小さな凹みのこと…だと思います。

2013年の土砂災害後の写真と見比べると、何かの衝撃で表面が削れた痕のよう。

用途的に問題がないため、そのままになっているのだろうと感じました。


写真を比べながら四苦八苦している私に、お客様が「持ちましょうか?」と声をかけてくださる場面もありました。

ありがとうございます!(お客様に助けてもらうガイドの本領発揮です😅)

 

25人の男性が、導流堤上の橋から一斉に海を眺める光景はなかなかの迫力。

車で通りかかった人は、「何事?」と思ったかもしれません(笑)。

 

最後に立ち寄ったのは大金沢堆積工。
土砂災害の流れをしっかり受け止め、下流域の集落を守った場所です。


看板を見ながら話していると、あっという間に砂防地の底へ歩いていく方の姿が…。

その行動の速さに驚きつつ、全員で鉄パイプの位置まで移動。

鉄パイプの傷跡(再塗装されています)を観察しながら話が弾みました。

 

皆さんとお話しする中で、2013年の土砂災害の際にも感じた「私たちの暮らしが、どれほど“見えない地下”の影響を受けているか」ということを改めて実感しました。

 

いつかジオガイドの勉強会などで、関東地質調査業協会の方からお話を伺う機会が作れたら良いな…。そんなことを思いながら、ツアーを終えました。

 

関東地質調査業協会の皆様、研修旅行で伊豆大島を訪ねてくださり、ありがとうございました!

 

( かな)